ランド史上最高の夜パレ『ディズニー・ファンティリュージョン!』
こんにちは!
夜のパレードが始まる頃にはすっかり体力が消耗してまぶたの裏しか見えず、いつも真っ暗な中にいるライトです。
僕のディズニー観を180度ひっくり返したのは、あるパレードとの出会いでした。
それが東京ディズニーランドの夜パレード『ディズニー・ファンティリュージョン!』です。
今の20代の方にとって夜パレードといえば、『東京ディズニーランド・エレクトリカルパレード・ドリームライツ』の一択ですよね。
でも、ファンティリュージョン!を観たことのあるゲストからは
「ランド史上最高の夜パレードでした」
「いつか必ず復活してほしい」
「感動して泣いた最高の夜パレです」
といった声が今なお聞こえてきます。
それほど多くのゲストに愛された『ディズニー・ファンティリュージョン!』について今回はご紹介したいと思います。
『ディズニー・ファンティリュージョン!』とは?
『ファンティリュージョン!』は『東京ディズニーランド・エレクトリカルパレード』(1985年3月9日から1995年6月21日)に代わり、1995年7月21日(金)から登場し、2001年5月15日(火)まで行われた東京ディズニーランドの夜パレードです。
また、『ファンティリュージョン!』終了後は『東京ディズニーランド・エレクトリカルパレード・ドリームライツ』が2001年6月1日から開催されています。
元々は本国アメリカのディズニーランド・リゾートで人気を博していた「ファンタズミック!」(Fantasmic!)の導入が東京ディズニーランドで検討されていました。
しかし、東京ディズニーランドには「ファンタズミック!」の設定と演出には欠かすことのできない「水上スペース」がありません。
「ファンティリュージョン!」という名称は「ファンタジー」と「イリュージョン」を掛け合わせた造語になります。
新旧の『エレクトリカル・パレード』とは異なる「停止型パレード」で、三部構成からなるフロートがそれぞれ同位置で停止し、パフォーマンスが行わる稀な夜パレードでした。
提供スポンサーは「東京ディズニーランド・エレクトリカルパレード」に引き続き日本ユニシスさんです。
名前は何度も見たことがあるけど、日本ユニシスさんがどんな会社なのかは知らない人が多いのではないでしょうか?
日本ユニシスさんは一部上場のIT企業で、金融関連のシステム開発などをはじめ、各種業界の構造的システムや決済まわりのサポート、AI開発にも力を入れている企業です。
決して、電気・電飾屋さんではありません(僕はそう思ってました笑)。
オリンピック選手を多数輩出していることでも有名ですね。
東京ディズニーシーでは『フォートレス・エクスプロレーション』のオフィシャル・スポンサーでもあります。
フロート構成
全31フロートもある最大級のパレード構成となっています。
登場キャラクターも総勢40名を超える、非常に豪華な構成でしたね。
Mickey’s Magical Garden(ミッキーズ・マジカル・ガーデン)
「Disney’s Fantillusion!」ロゴ
2 ミッキーマウス(ミッキーマウス)
3 日本ユニシスロゴ
4 エンチャンテッド・フラワー・ホイール
5 フローラズ・ガゼーボ(フローラ)
6 エンチャンテッド・フラワー・スウィング
7 エンチャンテッド・ドラゴンフライ
8 フォーナズ・カルーセル(フォーナ)
9 ドラゴンフライ・タワー
10 エンチャンテッド・ウェブ・ガーデン
11 メリーウェザーズ・ガゼーボ(メリーウェザー)
12 エンチャンテッド・バタフライ・ガーデン
The Disney Villains(ディズニー・ヴィランズ)
13 ジャファー(ジャファー)
14 ナスティ・グロット
15 アースラ(アースラ)
16 バットフォレスト
17 マレフィセント/ドラゴン(マレフィセント)
18 マーキー・ダンジョン
19 ウィックド・クイーン(ウィックド・クイーン)
20 ヴァルチャー・ロック
21 チェルナボーグ(チェルナボーグ)
The Happy Ending
(ザ・ハッピー・エンディング)
22 アリエル・アンド・エリック(アリエル&エリック)
23 ファウンテン・オブ・ライト#1
24 スノーホワイト(白雪姫&プリンス)
25 スノーホワイト・キャッスル
26 ビューティー・アンド・ザ・ビースト(ベル&ビースト)
27 ファウンテン・オブ・ライト#2
28 アラジン(ジャスミン&アラジン)
29 ファウンテン・オブ・ライト#3
30 シンデレラ(オーロラ&プリンス・フィリップ、シンデレラ&プリンス・チャーミング)
31 フィナーレ・キャッスル(ミニーマウス)
『ファンティリュージョン!』の魅力は?
『ファンティリュージョン!』が今なお、多くのゲストに愛される理由と魅力をまとめてみました。
2 おそらく今後はこれ以上の規模となる夜パレードは無いかもしれないほどの豪華な構成(全31フロート・キャラクター40名登場)となっている。
3 夜のパレードで唯一の「停止型パレード」であり、しかも3回止まる内容が全く異なり目が離せない。
第一部 フロートの中に隠れていたキャラクターたちが一斉に登場する。
第二部 各ヴィランズが変身してフロートから巨大な姿を現す。
第三部 ミラーボールがキラキラ回り、王子とプリンセスたちが踊る。4 ヴィランズパートが3部構成の1つの部として強い存在感を示していて、小さなお子さんが泣き出してしまうほどの恐怖演出とメイン曲の低音バージョンに迫力がある。
5 明確なストーリーはないものの三部構成になっていることで「起承」「転」「結」を感じることができ、観ていて腑に落ちる安定感がある。6 光ファイバーやブラックライトを使った衣装やデザインによる印象に残る光の美しさや妖しさがあった。
もう観たり聞いたりすることはできないの?
残念ながら現在のところ、日本での再演およびリニューアル公演は予定されていません。
しかし、『ファンティリュージョン!』は今なお、多くのゲストの記憶に残っており根強いファンが多くいます。
『ファンティリュージョン!』のテーマ曲はTVなどのメディアによるディズニー情報の紹介シーンでも度々扱われていますよね。
また『ディズニー・オン・クラシック』でも数度演奏されていて、2020年の公演でも演奏されることが決定しています。
『エレクトリカル・パレード・ドリームライツ』も未定ではありますが、いつか終了する時期が来るかもしれません。
その時に『ファンティリュージョン!』的な要素を持った新パレードが登場する可能性もあるかもしれませんよね。
ディズニーランドパリへ輸送
東京ディズニーランドでの公演が終了したあと、ファンティリュージョン!のフロートの一部はディズニーランドパリに輸送されています。
フランスのゲストからもとても高い人気を得ていたようです。
ただし、予算の都合でフロートの輸出数には限りがあり、一部のみの輸送となりました。
そのため東京のパレード構成を若干変更したり、キャラクターのセリフもアレンジされています。
Mickey’s Magical Garden(ミッキーズ・マジカル・ガーデン)
1 ミッキーマウス
2 「Disney’s Fantillusion」ロゴ
3 フローラズ・ガゼーボ(ティンカーベル、グーフィー、プルート、チップ、デール)
4 フォーナズ・カルーセル(フローラ、フォーナ、メリーウェザー)
5 エンチャンテッド・バタフライ・ガーデン
The Disney Villains(ディズニー・ヴィランズ)
6 アースラ
7 ジャファー
8 マレフィセント
9 バットフォレスト
The Happy Ending(ザ・ハッピー・エンディング)
10 スノーホワイト
11 アリエル・アンド・エリック
12 ビューティー・アンド・ザ・ビースト
13 アラジン
14 フィナーレ・キャッスル(ミニーマウス
ランド史上最高の夜パレ『ディズニー・ファンティリュージョン!』まとめ
音楽、規模、演出のどれをとっても最高だった『ファンティリュージョン!』。
東京ディズニーランドの本気を感じた夜パレードでした。
パークで楽しんだ一日の終わりに、これだけ壮大なパレードがあったことは本当に夢のようです。
またいつか、僕たちの前に戻ってきてくれる日を心から願っています。