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【妄想】パスポート3万円でもOK!?混雑しない夢のディズニーランド

妄想ディズニー


【パスポート3万円でもOK!?】混雑しない夢のディズニーランド


新型コロナウィルスの感染拡大を防ぐため、71日(水)の再開後から入場者数をコントロールしているTDR

往年のパーク混雑を知っているゲストにとって、これほどゲストが少ない時期は体験したことがないと思います。

人気アトラクションに並んだとしても、60分前後なら「ラッキー!今日は全然早いじゃん」と思ってしまうほどですからね。

どれだけ日頃から「長時間待たされる」ということにマヒしているのやら。。

レストランも長く待つ必要がないので時間を有効に使うことができ、サクサクとパークを周れます。

「ゲストが少ないと、こんなにもパークは快適なんだ!」

と多くの人が実感するのも当然でしょう。

『アベンジャーズ』のラスボス「サノス」はインフィニティ・ストーンを使って飽和し過ぎた全宇宙の人口を半分にしようとしましたが、

もしかすると本当の目的は「パークの来場者数を半分にして彼もゆっくり楽しみたかっただけなのかもしれない」とさえ思ってしまうほどです。

ライト
それほど、これまでのパーク内混雑は非効率的でストレスフルな状況だったとあらためて感じました。

今回は「混雑しない夢のディズニーランド」を妄想した自分勝手なブログですが、よかったらお付き合いくださいね。

『妄想ディズニー』の記述は僕のインサイド・ヘッドで起きている妄想を勝手気ままに書いたものなので信ぴょう性ゼロです。現実とイマジネーションが “ハプニング・イズ・ヒア” している内容ですので、あなたのイカリが爆発しない程度でお楽しみくだされば幸いです。

引用:TDR公式サイト

こんにちは!

『ジャスミンのフライングカーペット』は上下する度にギッコンバッタンと物凄く派手な音がするので、てっきり「魔法の絨毯を織るのを楽しむアトラクション」だと思っていたライトです。

さて、Dヲタではない多くの一般人が「TDRを嫌いになる理由」としては、

・いつも混雑している
・アトレクションに全然乗れない
・ポップコーンを買うのにも並ぶ

といった内容が多くを占めます。

つまりゲスト数の多さに呆れたり、疲れてしまっている状況なわけですね。

このごもっともな意見にはDヲタの普及に勤しむ僕も反論の余地がありません。

確かに以前のTDRは「心から休日を楽しむ場所」というより、混雑によって「平日より心身ともに疲れる場所」になっていました。

この現実は、”テーマパークとしていかがなものか?” と「朝まで生テレビ」で討論してほしいレベルです。

ディズニーが好きなあなたも「TDRが混んでいるのは仕方ない」と諦めている気持ちが大きいのではないでしょうか?

日本ではかつて、代官や守護などの圧政に対して不満を募らせた民が「一揆」を起こして、反対意見や要求を突きつけたという歴史がありますが、現代では不満があってもSNSで「いいね」をもらっておとなしく溜飲を下げていることがほとんどです。

パークが混雑してほとんどの人が不満を感じているのに、一揆を起こさないでガマンできるようになった日本人は、とてもお上品だと言えるのではないでしょうか。

引用:TDR公式サイト

しかし、2020年に拡大した新型コロナウイルスによって、良くも悪くもTDRは変わらざるを得なくなりました。

7月1日の再開後は入場者数を大幅に減らしての開園となっています。

まだ当分の間は、コロナ禍において入場者数の制限をかけながらの営業がしばらく続くかもしれません。

しかし、ニュースで知るように運営元のオリエンタルランド社が新型コロナウイルスの影響で業績が悪化していることから、人件費の大幅な削減を打ち出し、およそ4,000人いる正社員と嘱託社員を対象に冬のボーナスを7割削減すると発表。

契約社員のダンサーや出演者には配置転換や退職を求めていることが明らかになっています。

「ゲストには関係ない」
「パークが空いててラッキー」
「ずっとこのままガラガラでいてほしい」

なんて悠長なことを言っている場合ではないのです。

オリエンタルランド社も先行きが見えない中、必死で各方面のバランスをとりながら運営していることは想像するに難くありません。

(とは言え、すぐに回線がパンクして繋がらなくなる公式オンラインのインフラ向上など、コロナ以前からの必要不可欠な改善点にまったく対応していない運営方針については強く非難されても仕方ないですが。。)

運営元のオリエンタルランドの経営が行き詰まっては、夢の国や冒険の海もいずれ、「破産の更地」に帰してしまいます。

オリエンタルランドには適度に潤っていただいて、従業員さんやダンサーさん達が納得できるお給料をいただきながら、ゲストを楽しませてくれることが大切ですよね。

引用:TDR公式サイト

「ゲストが少ない状態で、パークを維持するだけの利益を出す」

この不可能に近いミッションを「Mr.インクレディブル」に任せれば新作が一本作れそうではありますが、現実的に考えるならパスポート代を大幅に値上げするしかなさそうです。

現在のワンデーパスポート代は大人1枚 8,200円。

公表されていないので「現在のTDR入場者数」がどれだけかは分かりませんが、コロナ以前の平均入場者数の約半分になっていると仮定しましょう。

コロナ以前が9万人とするなら現在の入場者数は4万5千人としてみます。

しかし入場者数が半分だからと言って、パスポート代が2倍になればトントンでOKということにはなりません。

TDRの収益は入場料だけでなく、飲食やグッズ、お土産や宿泊などによって成り立っています。

入場者数が半減すれば、当然、これらの収益も半減以上のダメージを受けていることが想定されますよね。

そうなると、今ぐらいの少ない入場者数でショーなどのエンターテイメントがあるパークの完全復活を願うなら、少なくともゲスト1人で3~5人分の入場料を負担しないと難しいのではないでしょうか。

もし入場料が3倍だとすると24,600円。
4倍で32,800円、5倍で41,000円ですね。

テレビで半沢直樹の倍返しを見ている時は痛快でしたが、入場料を「倍買えしろ」と言われると痛恨の一撃です。

金額だけを見るとかなりの高額に感じる方がほとんどでしょう。

ただ、もしこれだけの金額を払えば、各パーク内のアトラクションやショーを「確実に体験できる」としたなら、決して高くないと感じる方もいるのではないでしょうか?

ライト
ちなみに僕個人としてはこれまで、コロナ前のワンデーパスポート大人1 7,500円(パスポートは20204月に値上げしています)については「安い」と思ってきました。

TDR公式サイト

たとえば、2005年クリスマスシーズンのディズニーシーはTDR史上最高の時期だったと僕は思っています。

現在では考えられないような良質なショーとエンターテイメントの数々に溢れていました。

もし、その時の満足度をチケット代で表すならワンデー 5万円以上だったとしても納得のクオリティと言えるほどです。

昨今はパークショーの質と量ともにかなり低下していると感じていますが、それでもTDRでしか体験できないアトラクションやエンターテイメントはお金を払って体験する価値があるものが少なくありません。

海外のディズニーパークと比較しても、TDRはかなりパスポート代が安く設定されています(パーク規模などの違いがあるので、一概にお得というわけではありません)。

そうしたTDRでしかできないホスピタリティ(もっと向上していただきたい)と、ショーなどのエンターテイメントの充実(過去ショーのような高いクオリティを目指してほしい)があるならば、相応の対価としてパスポート代が高くなることは当然だと思います。

また、個人的にはパークでの満足度を大きく下げる「抽選」も廃止して欲しいですね。

どうしても抽選をすることが必要であるなら半分は先着、半分は抽選などにするなどして”ゲストの努力ではどうにもならないコンテンツ提供の仕方” を再考し、工夫すべきだと思います。

そのような努力と改善の上で、パーク内が混むことなくほぼすべてのアトラクションやショーを体験できるなら、入園者の「満足度」はかなり上がるのではないでしょうか。

TDR公式サイト

上記のようなパーク運営により満足度が上がるなら、パスポート代が数倍になったとしても理解を得ることはそれほど難しくはないと思います。

一方で、入園料が高額になればなるほどTDRへ来ることが難しくなる人たちが増えてくるのですが、時間帯や閑散期による入場料の変動制などを導入するなど可能な限りの工夫が必要でしょう。

ただし、すべての人に対して納得と満足を得る「結論」は難しいことはお分かりのとおりです。

キャパオーバーが当たり前で混雑が常態化し、決して「ゲストファースト」とは言えなかったTDRですが、この機会に適正入場者数での運営になると嬉しいですね。

ただ、そのためにはゲスト側も「クオリティの高いTDRで楽しみたい」と思うなら 、パスポート代が倍以上になる大幅な値上げなどを受け入れることが前提となりそうです。

世界の経済的な仕組みに大きなブレーキがかかった今、テーマパークがこれからも存続していくためには、ゲストも運営側もあらたな価値観を見据えつつ、現時点でできる最善を尽くしていけるといいですね。

制約のある今こそが、これまで生まれなかった新たなイマジネーションを発揮する最大のチャンスなのではないでしょうか。

そんなことを思いながら、今後もTDRを楽しんでいきたいと思っています。

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